ヒロくんの映画といえば文句なしに『海ゆかば』でしょう。
当時の私も『映画出演!』のニュースに
勇気を出して親に連れて行ってくれと頼んでみようかと思いつつ、
やはり言い出せなくて未見に終わってしまった作品です。

最近、近所のレンタルショップでも大戦物特集の作品の一つとして
目立つところに飾ってありました。DVDでも出ています。

坊主頭がとっても初々しいヒロくんハート
とは言え、当時は坊主頭が嫌だった私。級友にもからかわれるし。
今ならばその行為を「役者の心意気」と解釈できるんだけど
そう思うには余りにも幼すぎた。
余談になるけど、『困ったラブソング』のジャケットの表情はとても好みなのに
買うのを諦めたのはその辺りにも理由がある。
ちなみにジャケ買いしたのは『熱風王子』と『とりあえずボディトーク』 「ヒロくんカット」はどうも好きじゃなかった

日露戦争中の軍楽隊員というヒロくんはトランペットを吹く姿も水兵服姿も
凛々しくて◎ でもやっぱり演技はまだまだ青臭い感じ。
自分を慕ってくる女郎に対して、死に行く自分を忘れさせるためにと
冷たく撥ね付けたりするシーンなどは見ていてちょっと気恥ずかしい。
相手役の三原順子もねー。嫌いじゃないけど、まだまだ青い。
古い作品だけに、古臭さは感じるのだけど結構リアルに戦争シーンが
描かれていて、当時としてはインパクトの強い作品だったのかな?
子供の私が見に行ってたとしても、ちっとも面白くないだろうという作品だった(笑)
ヒロくんをいじめる(?)上官を佐藤浩市が演じているのだけど
これがなかなか良かった。明日、ついにロシアと会戦する前夜、その上官が
酒によって『降ろしてくれ、帰りたい』と泣くシーン。それをヒロくんが
涙ながらに慰めるのだけど、ホロリときた。
役者として一生懸命頑張っているヒロくんを満喫できた作品だった。

更に余談。
我が家で10年以上「荒木くん(大介に似ているという理由に因る)」
と、あだ名で呼ばれ続けている井田國彦さんが出ていてびっくり。
最後のテロップでは違う名前(恐らく本名?)で出ていた。
こんな頃から頑張ってたんだとトリビアな気持ちになった。


2006.08.30